お知らせ

紅麹を配合した商品の調査結果

現在、小林製薬株式会社の紅麹商品ならびに紅麹原料が問題となっており、商品回収などが相次いでおります。

弊社でも、数商品、紅麹原料を用いた商品が存在しました。
そして、使用原料の調査を実施いたしました。

結果、採用されていた原料は、ヤヱガキ醗酵技研株式会社の紅麹原料であり、小林製薬株式会社が供給する原料を一切使用しておりませんでした。

現在、紅麹自身の安全性が疑問視されていますが、この紅麹は、長年、広く流通していた素材であり、健康被害を起こしているのは、小林製薬株式会社が製造・供給する原料のみです。
したがって、現時点において、弊社で供給している紅麴原料を配合された商品は、問題ないと考えております。

仮に、健康被害の可能性がヤヱガキ醗酵技研株式会社から示された場合は、改めて紅麹を配合している商品のお客様にご連絡させていただきます。
ただし、それまで待てないというお客様には、商品のリニューアルを推奨しております。

なお、本件で弊社にお問い合わせいただく場合は、弊社が供給している商品の原材料表示をご確認の上、お問い合わせくださいませ。
原材料表示に、紅麹が入っていなければ、全く問題ございません。

弊社原料における紅麹の使用

弊社原料に関しても、当然ながら、キャリーオーバー・加工助剤を含め、紅麹は使用しておりません。

したがって、紅麹を由来とした健康被害の可能性はございません。

紅麹問題に対する見解

この小林製薬株式会社の紅麹原料は、2016年5月にグンゼ株式会社から譲渡された事業であり、食経験や流通実績は長く、安全性が確認されていた原料でした。
ニュース等の情報から一連の状況を判断すると、小林製薬株式会社の紅麹原料の製造において、ある一定の時期から毒素(カビ毒など)の産生量が上がっていた可能性が推測され、小林製薬株式会社の紅麹原料でも、近年の製造ロットにのみ問題があったものと推測されます。

微生物製造原料は、微妙な設備や環境の変化により産生される成分も異なり、また製造を繰り返す過程で微生物が変異してしまう可能性も生じます。そのため、微生物製造原料は、一定の周期で使用する種菌を変えるとも聞いております。

今後、小林製薬株式会社における調査が進み、結果が情報公開される過程で、健康被害を起こした原因物質が特定・公開されます。
その際、その原因成分の分析がヤヱガキ醗酵技研株式会社でも実施されると考えております。そして、その原因物質の管理が徹底して行われるようになるでしょう。