納品形態とコストの関係

健康食品サプリメントの納品形態は、出来高納品(出来高出荷)と指定量納品に分けられます。

製造(主に製剤時)は、必ずロスなどが生じるため、例えば錠剤の場合、100kgで製造しても、100kgで出来上がってきません。おおよそ約97kgで出来上がってくることがほとんどです。そのロス量(3~8%)もバラツキが生じるため、納品量にもバラツキが生じます。
ロスの主な原因は、製造機器への残留や粉末の舞いによる消失などです。製造上、どうしてもロスが生じてしまいます。

そのため、その想定されるロス分(弊社基準は5%)を見越して、多めに仕込んで製造します。
弊社の見積書は、ロス分を見越して想定される製造量を示させていただいております。それでも、ロス量がブレるため、想定される製造量に対して-5%~+3%の間で実際の製造量がブレてしまいます。

可変的な実際の製造量で納品させていただく形態が出来高納品(出来高出荷)と言います。そして、この想定される製造量で納品する形態が指定量納品と言います。後者の納品形態において、多くできた商品は、賞味期限設定の観点からバルクでの保管が難しいため、廃棄されます。当然、廃棄される商品コストが見積価格に乗ってきます。そのため、出来高納品の形態より指定量納品の見積価格の方が3~5%高くなってきてしまうのです。

SDGsやフードロスの観点などから、せっかく製造された商品が廃棄されてしまうことを好ましくないと考える弊社では、基本、出来高納品で納品させていただいております。

一方、この出来高納品にご理解いただけないお客様や会社システムの都合上で選択できないお客様も存在します。
そのため、指定量納品だと割高になることをご理解いただいた上で、弊社では、指定量納品にも対応させていただいております。

資材納品量に関する注意点

ラベルなどの資材・包材を御支給いただく場合は、+10%量を納品していただいております。資材・包材は、汚れなどの不良が確認されたり、機械設置や印字位置調整でもロスが生じてしまうからです。
仮に、ご支給された包材が指定量納品されず、錠剤などのバルク製剤が余った場合、原則、弊社では、そのバルク製剤をご請求させていただいております。本来、納品できた数量が、お客様都合で納品できなくなっているためです。

なお、資材が指定量(+10%量)納品されず、バルクや分包が余った場合、バルクや分包でご請求させていただきます。
その点は、何卒ご理解くださいませ。

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