ラベルが剥がれたり浮いたりする

主に、プラスチックボトルを用いた時、ラベルが剥がれたり浮いたりすることがあります。
そして、これは、特に、冬季に起こりやすいトラブルだったりします。また、ボトルのサイズが大きくなればなるほど、生じやすくなるトラブルです。

このトラブルが起こる原因は、温度差によるプラスチックの収縮です。

低い気温の中で輸送・保管されていたプラスチックボトルは、温かい場所で僅かながら膨張します。そして、膨張していたプラスチックボトルにラベルを貼った場合、以下の条件を満たし、再び低い気温の環境に戻されると、ボトルが収縮し、ラベルが剥がれたり、浮いたりします。

・ラベルの厚みが薄い
・ラベルの粘着度が弱い
(強粘着ではない)
・ボトルサイズが大きい(容量: 175mL以上)
・形状が細長い

条件を満たす数が多ければ多いほど、ラベルの剥がれや浮きが生じやすくなります。

例えば、アルミ地のシールは、ラベルの厚みが薄く、剥がれや浮きのトラブルを起こしやすいです。そのため、弊社では、アルミのホイル紙への変更をお願いしております。

解決方法

1. ラベルの厚みを増して、粘着を強粘着の仕様に変更
2. ユポ紙を採用する
3. PPフィルムを貼る

4. ボトルのメーカーを変える

まずは、ラベルの厚みを増して、粘着を強粘着の仕様に変更すべきです。コストは上がりますが、プラスチック紙のユポ紙を採用したり、ラベル表面にPPフィルムを貼るなどの加工を行うと、より解決しやすくなるでしょう。

一方、この変更だけでは、ボトルが大きい場合やボトルの収縮が大きい場合、問題が解決し切らないこともございます。
こういった場合、ボトルの種類を変更するのも一手です。弊社取り扱いのボトル(斎藤容器、旭合同、竹本容器からの仕入れ)の中でも、収縮しやすいボトルと収縮しにくくても剝がれやすいボトル、どう工夫してもラベルの浮が生じてしまうボトルなどが存在します。

なお、ボトルをフィルムでシュリンク加工することで、剥がれや浮きが解決したり、多少の浮きが生じていても目立たなくなります。
したがって、弊社では、原則、プラスチックボトルを採用する場合、シュリンク加工を行うことを推奨しております。

詳しくは、弊社営業担当にご相談くださいませ。
注:本コンテンツは、あくまで見込み顧客や既存顧客向けのものです。弊社事業に関係のない案件移管するご相談は受け付けておりません。

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