商品の位置付け

主に通信販売事業(通販事業)において、各商品の位置付けや目的を意識した商品開発が不可欠になります。
また、他の販売方法でも、各商品の位置付けや目的を意識した商品開発を行った方が、事業の成功率が高まるでしょう。

一般的に、商品の位置付けや目的から、以下のように商品が区分されます。

窓口商品


広告媒体などで集客し、定期的に購入してもらう入口商品。
通販事業を始められる方にとって、はじめの一歩として最も重要な商品であり、新規通販事業の成功の道を左右する商品でもあります。

CPR・CPO・MRなど広告費用対効果に大きく関係する商品です。
そのため、広告費用対効果を最大化する商品設計/商品開発が不可欠になります。
詳しくは、A2Proホワイトペーパーを参照

なお、通販事業を長年継続していくにあたり、より広告費用対効果の良い窓口商品に変更したり、窓口商品を増やしたりすることも多々あります。

クロスセル商品


窓口商品と共に抱き合わせで購入してもらう商品、顧客1人あたりの購入単価を上げるためには不可欠な商品です。
窓口商品と消費者ニーズが丸かぶりしない商品であることが必須であり、かつ顧客層に合ったニーズの商品で攻める必要があります。
なお、コンセプトなどは、窓口商品と統一する必要があります。

アップセル商品


スイッチセル商品の一種であり、窓口商品・クロスセル商品よりグレードの高いスイッチ商品です。商品単価を上げることを目的としています。

なお、クロスセルやアップセルを行う手法には、メルマガやアウトバウンド(電話)など、複数の方法が存在します。

スイッチセル商品


既存の窓口商品やクロスセル商品に代わって販売する目的の商品です。
アップセル商品のような商品単価を上がることを目的とした商品や定期コース離脱率を下げることを目的とした商品など、様々な目的を有している商品が存在します。

定期コース離脱顧客掘り起し商品


窓口商品などの定期コールから離脱した顧客から再度注文をいただくことを目的とした商品です。
同等グレードで価格を下げて提示や商品グレードを上げて同価格で提示するなど、様々なアプローチ方法が存在します。

定期コース離脱顧客掘り起しは、新たに集客コストを割いてアプローチするより、既存顧客リストにアプローチした方が費用対効果が高く成功率も高いため、通販勝ち組は、必ず行っている施策です。

通販事業拡大に伴い、様々な位置付けの商品の必要性が生じてきます。的確な商品戦略を行い続けていることが通販事業成功には不可欠です。

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