商品開発と共にLPを作り込む方法

通販で商品を販売する場合、今の時代、必ずLP(ランディングページ)を作成されます。
そのため、弊社では、ホワイトペーパーでも述べている通り、通販クリエイティブを意識した商品設計を推奨しております。


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この通販クリエイティブのメインはLPです。
このページでは、LPを意識した商品設計について、より具体的に解説いたします。

フックを決めろ!

LPの通販クリエイティブで最も大事になってくるのは、フックです。
フックを決めるため、まず、フックのキャッチコピーを決めましょう。

フックとは、顧客の購買意欲を引き立て、購入の決め手の1つになりうる要素です。

1つ目の作業として、このフックの要素をできるだけ多く書き出しましょう。そして、その中でも良さそうな候補の3つに対して、フックをキャッチコピーで表現して見ましょう。
その時、フックの要素に求められるは、以下の点です。

求められるフックの要素:
 ・差別化ポイント
 ・独自性
 ・優位性
 ・オススメする理由



販売者様によっても、謳えることができる要素が変わってくると思いますが、他社が謳えない独自性の強い優位点であればあるほど、商品ライフサイクルと販売のLTVが伸びるでしょう。

その具体例が特許、大学や医師等の権威、自社特有の調達ノウハウ(自社原料や原料仕入れスキーム)などです。
もちろん、薬機法や景品表示法に抵触しない要素である必要があります。

このフックは、メインターゲットがしっかり設定されていないと、上手く設定できないでしょう。
年齢・性別・所得層・嗜好性など、できるだけ絞り込んだメインターゲットの設定を行うのが鉄則です。

もし、上手くフックが作り込めないようであれば、商品設計を見直しましょう。
差別化原料を見直しても良いですが、場合によっては、メイン素材やメイン素材の原料を変更するのも一手です。

なお、この独自性や優位性というものは、最初から強いものを持っている会社は、皆無です。最初の商品では、原料の独自性や優位性を利用するしかないでしょう。
一方、それだけでは、必ず模倣品が出てきて、ビジネスが先細りになります。

このフックになり得る独自性や優位性というものは、発売後も、常に追求していくべき課題なのです。

実際、弊社では、年間の売上が1億円(顧客の売上で5~8億円)に近付いてきた段階で、差別化の独自性の創出を提案し始めることがございます。

ABテストを想定した絞り込み

次の段階として、先程のフックをトップページに組み込みながら、顧客が買いたいと思う肉付けを行う必要があります。

LPでは、この肉付け内容をストーリー調でビジュアル的に表現する必要があります。
まず、ここでは、顧客を落とし込むストーリーを文字表現しておきます。

また、原料の優位性キーワードもできる限り集めておきましょう。そして、レスポンスを生みそうなものを肉付け材料に選択していきましょう。
その際、キーワードは、以下のコンテンツを参考にしながら、差別化クリエイティブ・お得感クリエイティブなどに区分しておくと良いでしょう。

2. 売れるクリエイティブ探求と設計見直し

そして、最終段階に進むため、ABテストを想定してフックを1もしくは2つに絞り込みます。
ABテストでは、フックを変えたものを2パターンでテストしていも良いですし、1つのフックで肉付けによる見せ方を変えた2パターンでテストするのが一般的です。

もし、上手く作り込めなければ、商品設計やフックを見直しましょう。
もしくは、原料情報等を再度集めましょう。

※※※※※ここまでは試作実施までに必ず実施いたしましょう!※※※※※

具体的にLP制作へ

ここまで、クリエイティブ骨格がまとまっていれば、LP制作もスムーズに行うことが可能です。私、栗山が顧問先のLPを作成する際、顧問先と共に行っていた手順です。

実際、LP制作会社は、商品や原料のことを熟知している訳ではないので、一部の会社を除き、レスポンスを高めて売れるようにする技術を持っている訳ではありません。

このレスポンスを高めて売れるようにするのは、あくまで当事者の「販売者さん」です。
このディレクション力が通販会社の最重要ノウハウの1つです。

他力本願で、制作会社に丸投げしても、見た目は良いかもしれませんが、レスポンスを高めて売れるようなLPは制作されないでしょう。

ここまでに先述の手順でクリエイティブ骨格ができていれば、後は、クリエイティブのテイストの合うデザインを上手く作ってくれるかが課題です。
その際、的確なデザインイメージを伝えるため、LPデザインまとめサイトからイメージするものを選んで、制作会社に提示すると良いでしょう。

LPデザインまとめサイト

実際、最初の案が出てきた時、しっかりフックや顧客が買いたいと思う肉付けが表現されているかをチェックいたしましょう。
そして、ブラッシュアップに時間をかけましょう。

原則、クリエイティブは、ABテスト(比較テスト)が行えるよう、多少コストがかかっても2パターンくらいを作成するのがオススメです。
実際の販売の現場では、どちらのクリエイティブの方が良い結果(高い費用対効果)を導けるか?の評価を行っていく必要があります。

ちなみに、最初の案まで出てくると、制作会社を変更することは困難です。
変更する場合、コストも生じるでしょう。
そのリスクを最小限に抑えるうえでも、先述のフックや顧客が買いたいと思う肉付けの部分を熟考して決めておく必要があるのです。

記事筆者

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO
SloIron Inc. 取締役(Stockholder)、順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。…もっと詳しく