優良誤認の販売教唆

弊社では、弊社から商品設計を提案する場合、売れる商品設計を心がけながらも、常に優良誤認になり得る商品設計にならないよう心掛けています。

ここ10年、優良誤認にもなり得るギリギリな数のクリエティブを謳うためのオリジナルミックス原料が問題となってきました。

オリジナルミックス原料への対応

過去、OEM会社が関連法規違反の販売教唆で逮捕された事例がございますが、数のクリエティブは、グレーゾーンとして長年消費者を騙し続けている優良誤認の常套手段として存在し続けています。
そして、この数のクリエティブをミックス原料まで作って優良誤認になり得る販売教唆を行っているOEM会社が存在する実情がございます。

弊社にも、大幅に値上されても、このオリジナルミックス原料の存在で製造委託先を変更できないという問い合わせが多く届いています。

何れにしても、いつまでもグレーなクリエイティブを用い続けるかは、販売者様のモラルに委ねられるでしょう。

ちなみに、弊社は、その数のクリエティブに対抗すべく、量のクリエイティブや質のクリエイティブを数多く開発してきました。赤ワインエキスのグラス●配分のレスベラトロール含有のクリエイティブが代表例です。
この地道な努力がOEM顧客の製造につながっていると自負しております。

次に、近年、増えてきているのは、フェリチン鉄の優良誤認です。

フェリチン鉄やヘム鉄の優良誤認

フェリチン鉄は供給条件最小量にしつつ、安価な鉄(ピロリン酸第二鉄やクエン酸鉄など)を高配合して、フェリチン鉄のみ強調表表記したクリエイティブで販売するケースです。

このケースは、前述の数のクリエイティブと異なり、グレーゾーンではなく、確実に優良誤認として景品表示法に抵触します。

このような優良誤認の販売教唆が行われ、トラブル(消費者庁からの指導など)が生じた場合、OEM会社は、販売者から訴えられかねません。
特に、パッケージで優良誤認表記があった場合、表示責任は製造者にも及ぶため、訴訟に発展する可能性は高くなるでしょう。

また、このよう優良誤認表示を是正して、消費者を騙していたことが発覚した場合、定期購入解約や消費者から返品要求されたりするでしょう。
実際、表示を是正する際、優良誤認にならないように商品設計変更すべきです。

当然、上記のような優良誤認は、ヘム鉄でも起こってもおかしくありません。一方、今現在、今フェリチン鉄で起こっている優良誤認問題がヘム鉄で起こっていません。
正確な経緯まで把握できておりませんが、行政などの指導により、すでに駆逐された後のようです。
このような背景からも、今後、行政からフェリチン鉄の優良誤認への行政指導が起こり得ます。弊社は、原料メーカーとして、そのような指導を未然に防ぐため、まめ鉄の供給条件を強化しております。

最後に、優良誤認の商品は、リピート率やLTVが低くなります。
高LTVの商品のように、消費者としっかり向き合えておらず、騙して販売しているためです。

特に、鉄サプリのようなベースサプリは、基本、高原価率です。しかし、その分、リピート率やLTVが高く、販売者に長く収益をもたらし続けます。

そういった本質を理解した上で、消費者に支持され続ける商品開発を心がけていただけますとば幸いです。

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