中国産原料って安全?

原産国表示制度が始まり、食品添加物以外の食品素材で最も多く配合されている原材料に対して、最終製造国を表示することが義務化されました。

そのため、弊社でも、想定される原産国表示を事前に通達しながら、顧客と協議の上で原料選定を行うようにしております。

その際、原料の最終製造国によって、原料の価格も大きく異なってきます。例えば、中国製造の原料と日本製造の原料において、2倍以上のコスト差があるケースも多々あります。
原則、販売者様に最終製造国毎にお見積書や概算コストを提示させていただき、コストを加味した上で原料選定していただいております。

中国産原料について

原産国表示やWeb上の全原料原産国開示の際、最も問題になるのは、中国製造の原料(中国産原料)です。

現在、中国産原料は、食品添加物の多くを占めています。
ビタミンCやクエン酸、アミノ酸などは、ほとんどが中国で製造されている現状があります。

中国産原料がなければ、健康食品サプリメントの製造が成り立たない現状もございます。

一方、中国産の原料は、過去と異なり、かなりレベルの高い品質管理体制(主にGMPやISO2200レベル)で製造されていることがほとんどです。中には、日本以上にレベルの高い原料製造体制で製造されている原料も少なくありません。
※日本には、原材料の製造工場に対して、GMPやISOなどの認証取得が義務化されていませんが、中国を始めとした海外では、多くの国で取得が義務化されています。

原材料の製造工場について

弊社が中国に委託して製造している植物抽出物の原料も、医薬品中観原料も製造する工場であり、非常に高いレベルで製造が行われています。

今現在、まず、中国産原料が安全性で問題になり得ることは、ほぼございません。

特に、アミノ酸などの添加物系の原料は、毎ロット純度分析が行われており、不純物量のチェックも行われております。安全上、問題になる可能性は極めて低いです。

また、弊社が調達している植物抽出物などの原料は、原産国に限らず、管理体制や残留農薬チェックなどが徹底して行われている原料のみのを採用しております。
ご安心くださいませ。

ちなみに、シトルリンやオルニチン塩酸塩など、原産国表示が必要になるようなアミノ酸は、日本製造が表示されている原料も存在します。一方、大部分が、中国で製造された後、日本で粉砕などの加工が行われて最終製造国が日本になされている原料です。