中国向け鉄サプリメントの注意点
中国では、体感のある鉄サプリとして、ヘム鉄サプリの市場が伸びております。
一方、中国市場では、2021年9月7日にヘム鉄の規制強化が食品安全国家标准から公布されています。そして、2022年3月7日から、その規制強化が施行されます。
その規制強化でのポイントは、以下の通りです。
この点より、中国市場向けの商品には、ヘム鉄の規格が鉄7.7%以上の原料を使用する必要性が示されています。
世界市場には、鉄として2%と8%のヘム鉄原料が存在するため、中国市場向けヘム鉄サプリメントには、8%の原料を選定する必要が出てきたのです。
一方、日本のヘム鉄の食品添加物の含有量基準では「含 量 本品を乾燥物換算したものは,鉄(Fe=55.85) 1.0~2.6%を含む。」となっており、鉄8%のヘム鉄原料は、日本の食品添加物基準から外れるため、日本で流通していないのです。
したがって、日本で製造されたヘム鉄原料は、中国の規制に引っかかってしまう可能性が高いのです。
今後、中国向けの鉄サプリメントを製造する場合、弊社では、以下の2つから選択する必要性が出てくると考えております。
1.クエン酸鉄などの無機鉄を利用する
2.大豆由来フェリチン鉄を利用する
大豆由来フェリチン鉄は、今、ヴィーガン市場でも伸びている素材です。
ヴィーガン市場は、上海の若者の間でも広まりつつあるため、弊社では、そのヴィーガン市場を狙った植物鉄サプリをオススメしております。