リポソームビタミンC
リポソームビタミンCとは、吸収性を高めるため、微小なカプセルにビタミンCを閉じ込めた素材です。
ビタミンCは、摂取されても、多くが利用されずに排出されてしまいます。少しでも体内に留めながら、利用能を高めようという目的でビタミンCのリポソーム加工が行われるようになりました。
主に、クリニック系ルートで人気な素材の1つです。日本で流通し始めた当初は、欧米製造の原料が主に流通しておりました。
弊社では、現在、2~3種類のリポソームビタミンCを取り扱っております。
コスト重視の中国産原料や吸収率向上のデータを保有する原料など、ニーズに合わせた原料を用いております。
How to Use
人気の商品剤型は、顆粒タイプです。また、ハードカプセル剤型もオススメです。
一方、リポソームビタミンCは、加工方法によって、その良さが失われてしまう可能性もあります。そのため、錠剤やソフトカプセルの商品は見かけません。
剤型の選定や加工に関しては、注意が必要そうです。
また、ビタミンCは、反応性が強いことでも知られています。
同じく反応性が強く、ビタミンCとの相性の悪さが知られている素材(NMNやPQQ)との組み合わせについては、各原料で検証が必要そうです。
現在、通常のビタミンCとの組み合わせでメイラード反応が起こることが知られているコラーゲンとの組み合わせの製品も市場に出ており、コラーゲンとの組み合わせも可能な可能性がございます。
※商品化する場合、加速試験などでの検証が必須です。
一方、通常のビタミンCとの反応性もすくない包接加工された素材(コエンザイム10やジオスゲニン)との相性は、非常に良い可能性があります。
その他、ビタミンE誘導体の酢酸トコフェロールや鉄や亜鉛などミネラルとも相性が良いと考えられます。
詳しくは、営業担当者にご相談くださいませ。
なお、弊社では、リポソームビタミンCの原料販売は行っておりません。OEM専用の原料です。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。