NMNサプリメント最新情報230906

2023年4月、米国でNMNがサプリメント素材としての承認が取り消され、米国で流通できなくなるという問題が起こりました。
そして、その波として、その代替市場として日本にドドっと押し寄せていたのですが、日本市場は、それなりに形成され、入り込む隙間も少なかったためか?問い合わせラッシュは、あっという間に終息しました。

今、再びNMNサプリメント市場に大きな波が訪れています。
弊社の英語と中国語のページには、NMNサプリメント製造のコンテンツ情報が記載されているので、その波の影響で、英語や中国語でのOEM依頼が増えています。

その波の根源は、「原発処理水放出の問題」とその「中国政府の反発」の影響です。

この政府の反発によって、いつまで続くかわかりませんが、中国国内で日本製の商品自身が避けられています。
特に、海産物。
NMNサプリメントも、この「ボイコットリスク」が高まってきています。

NMNに限らず、日本の商品は、中国で流通させにくくなるでしょう。

そのため、マレーシアやベトナムなどの東南アジア諸国向けの案件が増え始めています。問題が終息するまで、一旦、販売チャンネルを変えて逃げるのでしょう。

また、日本国内では、最大手サプリメント会社2社が格安なNMNサプリメントを発売するという噂が生じましたが、現時点では、発売されていません。

一方、クリニック向けなどを中心に、今でも問い合わせが続いています。
かなり値段も崩れつつあるので、市場競争も激化しています。

中国市場やAmazon市場では、1日当たりのNMN配合量とコストのバランスが重要なコスパ指標になっています。そのため、コスパの良い商品ほど売れています。

しかし、日本の通販市場は、特にシニア層の顧客をリストを多く保有していてアウトバウンドも強い会社では、そのコスパの影響は、少ないようです。
日本市場において、シニア消費者の多くは、有効成分の有効な配合量や有効成分に対するコスパという点で無頓着であるという点が影響しているのでしょう。

弊社に関しては、NMNの副材として利用されることの多いレスベラトロール(赤ワイン由来)を取り扱っている関係上、その動きも良く見えます。

最後に、NMNサプリの市場は、何れにしても、ピークを越え終盤に差し掛かっています。
ついに、原料の価格も落ち始めました。
NMNサプリの相場も、少し変化があるかもしれません。

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記事筆者

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO
SloIron Inc. 取締役(Stockholder)、順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。…もっと詳しく