インフルエンサー販売の勝ちサプリ製造

弊社でも、近年、インフルエンサーさんの商品を製造するケースが増えてきました。

そこで、改めて、インフルエンサーマーケティングについて、調査を行い、成功しているモデルをまとめてみました。

まず、最も成功しているインフルエンサーの商品について、分析してみました。
商材は、NMNサプリメントです。

結果、かなり高原価率であることが判明しました。
実際、弊社が同じ商品を作ることを想定し、想定原価率を1万個のロットで計算してみました。原価率は、定価の23~28%くらいであり、お試し価格だと35~40%前後。
なお、この原価率は、原料メーカーの協力を得ながら、原料レベルからコストダウンを徹底していることを想定したものです。

プロの目線で評価しても、かなりのお得感があった。
実際、弊社で手掛けているインフルエンサーサプリ商品以上のお得感がある。

また、広告代理店仲間からのお情報で、本商品は、リピート率(定期コースと生存率)やLTVが非常に高いという状況を聞いていたので、その理由は、インフルエンサーの影響力もあるが、商品力やコスパの高さも大きく影響していることが明らかになりました。
商品力やコスパは、広告費用対効果には大きく影響しませんが、リピート率やLTVには大きく影響します(商品設計の十箇条の1つ)。まさに、その理論を証明しているかのような商品でした。

単価も高い商品なので、広告費を加味しても、かなり儲かるビジネスだと想定されます。「良いものを安く」というコンセプトが良く伝わってきます。

実際、失敗しているインフルエンサーさんの商品の多くは、経験上、低原価率で騙して売り切ってしまうものでした。広告代理店が広告収益目的にプロデュースしているケースも少なくありませんでした。売れたとしても、一度切りで、継続的に販売していくことを想定したモデルではありませんでした。
成功しなかった理由は、リピートで利益を出す戦略、商品力やコスパの欠如にあったのでしょう。

実際、サプリに限らず、インフルエンサーが販売している商品で、成功されている商品も数多く存在します。
その代表例は、カラコンです。
こちらも、繰り返しのリピート注文で大きな利益が得られています。如何に、リピートを負うかが勝ち通販の鉄則です。

このインフルエンサー勝ちサプリの傾向は、弊社が得意とするクリニックサプリの傾向と同じであり、クリニックや医師の力で何でも売れちゃうけど、騙して販売してしまい顧客満足度が低ければと、クリニックや医師への信頼も失墜しまうというデメリットも生じてしまうため、必然的に高原価率になる。

反対に満足度が高くなれば、クリニックや医師への信頼も高まるというメリットが生じ、本業のクリニックビジネスのプラスになる。

参考:クリニックサプリ製造の注意点

同様な傾向がインフルエンサーが販売するサプリにもあることがわかりました。

よく考えると、クリニックや医師も、インフルエンサーです!
同様な傾向があって当然なのです。

ちなみに、オープンな市場でもクローズドな市場でも、インフルエンサーによる販売モデルは、数多く存在します。弊社も、原料や商品の供給で、数多くの案件に携わってきました。実は、ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)もクローズドなインフルエンサーによる販売モデルの1つだと思われます。売れる商品の共通する点は、ここにも存在するのでしょう。

実際、それらの市場では、量販店で並ぶような商品と如何に離すかが売れる条件であり、部分的にライフサイクルが導入期の真新しい素材を採用していくことも成功のポイントなのでしょう。

How to 勝ちインフルエンサーサプリ



まず、インフルエンサーがサプリを作成する場合、なぜ?この成分・原料というこだわりが打ち出せる商品である必要があります。
しっかり、インフルエンサーが自信をもって紹介できる理由が不可欠です。

例えば、無添加系の情報を発信していて、化学品だらけの商品では、信用を失うことは明白です。一方、だからと言って、理想が高過ぎて、机上の空論で終わってしまうケースも避ける必要があります。

苦労をして、商品を理想に近づけていく過程もファンと共有するのも一手です。

なお、現在、模倣品(コピー品)を作成して同じ価格で販売したいという案件が届いておりますが、実際に模倣品販売しても、市場を食い合うだけで、成功には繋がらないでしょう。

こういったインフルエンサーさんのサプリの場合、パクリは影響力の失墜につながるので絶対にNGだからです。パクられたインフルエンサーさんのファンがネット上で模倣品を叩いて炎上する可能性も低くありません。

したがって、弊社では、メイン成分が同じなど、模倣品であっても、副材の種類やコンセプトを変えたりなど、角度を変えたクリエイティブで攻めれる商品設計をご提案させていただいております。

例えば、少しの摂取量で効果が期待できる成分や原料を厳選した商品設計、長寿ビタミンと呼ばれる成分を数多く配合した商品設計、添加物利用を極力抑えた自然派の商品設計など。

また、先述の通り、成功している勝ちサプリは。原価率も高めです。希望とされる原価率が低すぎて、成約しないケースも数多く存在します。
適正原価率が誤っている点を指摘させていただいた上で、ターゲット商品への対応を見据えた商品設計をご提案さえていただいております。

一方、アシスタント等が機械的に見積り依頼を行っているため、そういった提案が決裁権者まで届かない残念な状況もございます。

何れにしても、様々なインフルエンサーが存在します。
成功のためには、それぞれのインフルエンサーの個性に合った商品作りが必要になってきます。

是非、お気軽にご相談くださいませ。

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記事筆者

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO
SloIron Inc. 取締役(Stockholder)、順天堂大学医学部 総合診療科 研究員。株士会社ホルス 学術顧問

SBCグループの通販事業の立ち上げにも携わり、複数のクリニック顧問を兼任しながら多くのクリニックサプリの製造にも携わる。広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。…もっと詳しく